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薄っぺらい奴ら [同級生の再起にまつわる話]
仕事とは直接関係のない事を書く。
しょうもない感情論みたいな話で全くくだらない。
訳ありでそれまで18年間営業していた和食店を閉め,移転した以前の同級生の事をこれまでに何度かのエントリーで書いた。
移転にあたり少々寂しい気分になったのはその男の同級生で尽力してくれた人の大変少ない事だった。
いろんな作業の合間合間に雑談する中で,その男は以前の同級生の名前を色々挙げては俺はあいつの面倒を見てやっただのこいつとはツーカーだっただのと垂れ流していたが結局のところ自発的に手伝いに現れた者など誰もいなかった。
職業人としての能力は必ずしも愛すべき人間性の持ち主である事を意味しない。
詳述しないがこの男の人間性には問題点がある。いざというときに協力者が全然現れないのはその反映であるように俺には見える。
しかし人間,大体の輩は臭いものには蓋をしながら生きていきたい。この男も恐らく例外ではない。
いざとなったら以前の同級生は誰も力を貸してくれない自分からは目をそむけて生きていきたいのだろうな。
本人の内面に倣うように周辺の人間模様はやや寒々しい。
あるとき,その男は以前の同級生から電話をもらったと俺に嬉しそうに話しかけてきた。手伝える事は何でも手伝うから声をかけてくれと言われたのだそうだ。
しかし準備期間中に俺がその同級生を見る事はただの一度もなかった。俺は本業そっちのけで,ほぼ出突っ張りだったので(しかも一円の儲けにもなっていないどころか全て持ち出しである),大風呂敷を拡げたその同級生との間で準備期間中にどんなやり取りがあったのかは知らないが少々複雑な気分ではあった。
機材の移設や設備工事の施工が押し気味だったある時,それは本当に猫の手も借りたいような場面だったので俺はつい,店主であるその男に電話をくれた同級生の事を尋ねてみた。随分でかい口を叩いていたようだがただの一度も手伝いに現れないのは何故なのか。
店主はうつむき気味で言葉だけでも充分有り難かったと漏らした。その時の複雑な表情を俺は多分この先長く覚えているだろう。
オープン直後のしばらくはその店の様子は静かだったがある程度の日にちが経つにつれてお客さんの入りは段々賑やかになってきた。その事自体はご同慶の至りと言っておこう。
その後少しくして,店の主と俺と件の威勢のいい事を仰っていた同級生はとある店に晩飯を喰うために落ち合った。
大風呂敷の主は嬉々として店の主と再会にあたっての高揚した気分を分かち合い,カウンターにとなり合った客には自分がこの店の主とは同級生にして友人なのだと語りかけ,俺からの伝聞を繋ぎ合わせて店の移転に関わる山あり谷ありの物語を急ごしらえで頭の中で組み立ててはさも自分がその当事者として奮戦したかのような言いっぷりで滔々とまくしたてはじめた。
俺はそれを少し離れたところからしらけた気分で聞き流し,身振り手振りを交えて当事者気取りの大興奮で声を張り上げる大風呂敷君に冷めた視線を送る。次いで俺の視線はカウンターの反対側でホラ話に盛り上がる彼らを見、我が意を得たりと腕組みをしながら笑顔で相づちを打つ店の主へと移る。
主は主で,半年近くも前に俺に余りに暑くて体調が悪くなるとか何とか泣きついてきて俺に中古のエアコンを取付けさせ,その工事代は未だに塩漬けのまま何喰わぬ顔を決め込んでいる人物だ。
物質的にも心情的にも,俺は彼らに利用されているのが実相なのだな,と俺は内心独りごちる。
店の主はこの先不誠実に俺への支払いをごまかし続ける。
大風呂敷君はこの先自分が関わっていなかった移転引っ越しドラマをあっちこっちでご開陳してはしゃぎたがる。
予め予測していたとは言え、全ての不利益も不愉快さもこういう連中と関わり続けてきた俺自身に帰属するのは間違いのでぼやいたところで仕方のない話ではある。
人間関係を金に置き換える事を何とも思わない奴だとか、他人の営みを簒奪しては自分の手柄話として吹聴したがる奴は実にうようよいる、そういう教訓を得,そういう人種の生態をつぶさに見る事が出来た。強いて言えば今回はそれが収穫だったと言えなくもない。
しょうもない感情論みたいな話で全くくだらない。
訳ありでそれまで18年間営業していた和食店を閉め,移転した以前の同級生の事をこれまでに何度かのエントリーで書いた。
移転にあたり少々寂しい気分になったのはその男の同級生で尽力してくれた人の大変少ない事だった。
いろんな作業の合間合間に雑談する中で,その男は以前の同級生の名前を色々挙げては俺はあいつの面倒を見てやっただのこいつとはツーカーだっただのと垂れ流していたが結局のところ自発的に手伝いに現れた者など誰もいなかった。
職業人としての能力は必ずしも愛すべき人間性の持ち主である事を意味しない。
詳述しないがこの男の人間性には問題点がある。いざというときに協力者が全然現れないのはその反映であるように俺には見える。
しかし人間,大体の輩は臭いものには蓋をしながら生きていきたい。この男も恐らく例外ではない。
いざとなったら以前の同級生は誰も力を貸してくれない自分からは目をそむけて生きていきたいのだろうな。
本人の内面に倣うように周辺の人間模様はやや寒々しい。
あるとき,その男は以前の同級生から電話をもらったと俺に嬉しそうに話しかけてきた。手伝える事は何でも手伝うから声をかけてくれと言われたのだそうだ。
しかし準備期間中に俺がその同級生を見る事はただの一度もなかった。俺は本業そっちのけで,ほぼ出突っ張りだったので(しかも一円の儲けにもなっていないどころか全て持ち出しである),大風呂敷を拡げたその同級生との間で準備期間中にどんなやり取りがあったのかは知らないが少々複雑な気分ではあった。
機材の移設や設備工事の施工が押し気味だったある時,それは本当に猫の手も借りたいような場面だったので俺はつい,店主であるその男に電話をくれた同級生の事を尋ねてみた。随分でかい口を叩いていたようだがただの一度も手伝いに現れないのは何故なのか。
店主はうつむき気味で言葉だけでも充分有り難かったと漏らした。その時の複雑な表情を俺は多分この先長く覚えているだろう。
オープン直後のしばらくはその店の様子は静かだったがある程度の日にちが経つにつれてお客さんの入りは段々賑やかになってきた。その事自体はご同慶の至りと言っておこう。
その後少しくして,店の主と俺と件の威勢のいい事を仰っていた同級生はとある店に晩飯を喰うために落ち合った。
大風呂敷の主は嬉々として店の主と再会にあたっての高揚した気分を分かち合い,カウンターにとなり合った客には自分がこの店の主とは同級生にして友人なのだと語りかけ,俺からの伝聞を繋ぎ合わせて店の移転に関わる山あり谷ありの物語を急ごしらえで頭の中で組み立ててはさも自分がその当事者として奮戦したかのような言いっぷりで滔々とまくしたてはじめた。
俺はそれを少し離れたところからしらけた気分で聞き流し,身振り手振りを交えて当事者気取りの大興奮で声を張り上げる大風呂敷君に冷めた視線を送る。次いで俺の視線はカウンターの反対側でホラ話に盛り上がる彼らを見、我が意を得たりと腕組みをしながら笑顔で相づちを打つ店の主へと移る。
主は主で,半年近くも前に俺に余りに暑くて体調が悪くなるとか何とか泣きついてきて俺に中古のエアコンを取付けさせ,その工事代は未だに塩漬けのまま何喰わぬ顔を決め込んでいる人物だ。
物質的にも心情的にも,俺は彼らに利用されているのが実相なのだな,と俺は内心独りごちる。
店の主はこの先不誠実に俺への支払いをごまかし続ける。
大風呂敷君はこの先自分が関わっていなかった移転引っ越しドラマをあっちこっちでご開陳してはしゃぎたがる。
予め予測していたとは言え、全ての不利益も不愉快さもこういう連中と関わり続けてきた俺自身に帰属するのは間違いのでぼやいたところで仕方のない話ではある。
人間関係を金に置き換える事を何とも思わない奴だとか、他人の営みを簒奪しては自分の手柄話として吹聴したがる奴は実にうようよいる、そういう教訓を得,そういう人種の生態をつぶさに見る事が出来た。強いて言えば今回はそれが収穫だったと言えなくもない。
寒波によってあぶり出されるバカ客の生態 [困った客]
今年の冬は寒い。物凄く寒い。こんなに寒いのは十年ぶりくらいじゃないかというくらい寒いのだ。
今日日,建物は高気密高断熱が売り物で冬も快適という触れ込みではあるが,それでもやはり度を超した寒さとなると色々障害は出る。
古めの建物では顕著だが,給水配管の凍結が俺の生息地では多発している。ここ数年は冬期間中は1,2度,それも築年数30年くらいとか余程安普請の建物でなければ起こらなかった障害が今年は結構頻発している。
当たり前の話だが水が出ないのでは調理場は機能しない。うんと低い確率とは言えそういう事態は起こり得る。もう一ついえばこんな場面も自然のなすところで人間の力では何ともし難い。
もう一つ当たり前の事を書く。
大気圧下に於いて水は0℃で凍る。小学校低学年の理科で教わる極めて当たり前の話だ。
しかし,ある種の厨房機材の使用者達は小学校を卒業して年齢を重ねていくうちに脳味噌が段々退化してバカになってくものらしく、作業環境が室温氷点下になりそうかとか,それが予見される場合の対策を講じるとかいった事には注意が働かない,或いは臭いものには蓋をしたいのかその事からは故意に目を逸らす。臭いものに蓋をしたって外気温が−20℃以下にもなれば水道管の凍結が起きるところでは起きるのであって人の思い込みでどうこう出来るものではないのだが。呪文を称えたり念力を発しさえすれば幾ら寒くても水が凍らないように出来るのだったら誰も苦労なんかしねえんだよ!
昨日から今日にかけて,俺の携帯電話にはあれこれ修理の依頼が飛び込んでくる。
多くは製氷機の氷が出来ないとか,食器洗浄機(特に自動給湯のもの)が動かないだとか、瞬間湯沸かし器から水漏れだとかいった内容で給水配管が凍結しているであろう事が予想できるケースばっかりだ。
以前,「うちは○○(厨房機器のメーカー名だ)にぜんぶまかせているから」なんて事をほざき,俺を鼻であしらって門前払いを食らわせた使用者がその中には少なからず混じっている。
俺はどうせ野良犬自営業者なのだから胡散臭くも見えるだろうし,修繕の発注をするもしないもその使用者次第であって,どこの馬の骨とも知らん奴扱いをされたからといって格段恨みつらみを言うつもりはない。
しかしだ。俺に電話を寄越してくるそういう連中だっていい大人なのだからてめえの吐いた言葉には責任を取ってもらいたいものだぜ。
冷え込みが厳しく,給水管関係の修繕業務は厨房屋に限らずてんてこ舞いである。出来事は多発するが修理屋の頭数が急に増えるわけは勿論ない。依頼を断られたり,待ちぼうけを喰わされる頻度は上がる。水が0℃で凍るのと同じくらい当たり前の話だ。
ましてや今日は日曜日で厨房機材のメーカーは業務を行っておらず,連絡のつかない状況もあるのだろう。だから俺のような野良犬のところに電話をかけてくるのだろう。
俺は元々人格者でもなんでもないので,そういう場面に直面した時だけ何喰わぬ顔をして修繕の依頼をしてくるムシのいい野郎には必ず逆ねじを喰わせてやりたくなる性分だ。
『あんたは以前,俺に門前払いを喰わせた人物でれっきとしたメーカーである○○に全部任せてあるとか言ったじゃねえか、そっちに頼めば?』と切り返した時の反応はなかなか楽しいものだ。
ありがちな生態を三つくらい列記してみた。
こういう連中に共通して言えるのは,自分が以前,俺を虫けらみたいにあしらった事には絶対に触れようとしない点だ。金を払う立場でありさえすれば幾ら筋の曲がった横柄な振る舞い方をしても業者なんていうのは幾らでも愛想笑いをしながら揉み手で言い分を聞いてくれるのだとでも考えているのだろう。
この想像に俺はかなりの確信がある。こいつらが何故そんな風に考えるのかというと,こいつら自身の日頃のビジネスがそういう姿勢のものだからだ。金をくれさえすれば幾らでも自分を卑下して迎合する一方で,というかその反動として取引業者には居丈高に振る舞って憂さを晴らすような,どうせそんな程度の輩共なのだろう。外食産業の従事者なんていうのはそういう手合いが物凄く多い。
今日日,建物は高気密高断熱が売り物で冬も快適という触れ込みではあるが,それでもやはり度を超した寒さとなると色々障害は出る。
古めの建物では顕著だが,給水配管の凍結が俺の生息地では多発している。ここ数年は冬期間中は1,2度,それも築年数30年くらいとか余程安普請の建物でなければ起こらなかった障害が今年は結構頻発している。
当たり前の話だが水が出ないのでは調理場は機能しない。うんと低い確率とは言えそういう事態は起こり得る。もう一ついえばこんな場面も自然のなすところで人間の力では何ともし難い。
もう一つ当たり前の事を書く。
大気圧下に於いて水は0℃で凍る。小学校低学年の理科で教わる極めて当たり前の話だ。
しかし,ある種の厨房機材の使用者達は小学校を卒業して年齢を重ねていくうちに脳味噌が段々退化してバカになってくものらしく、作業環境が室温氷点下になりそうかとか,それが予見される場合の対策を講じるとかいった事には注意が働かない,或いは臭いものには蓋をしたいのかその事からは故意に目を逸らす。臭いものに蓋をしたって外気温が−20℃以下にもなれば水道管の凍結が起きるところでは起きるのであって人の思い込みでどうこう出来るものではないのだが。呪文を称えたり念力を発しさえすれば幾ら寒くても水が凍らないように出来るのだったら誰も苦労なんかしねえんだよ!
昨日から今日にかけて,俺の携帯電話にはあれこれ修理の依頼が飛び込んでくる。
多くは製氷機の氷が出来ないとか,食器洗浄機(特に自動給湯のもの)が動かないだとか、瞬間湯沸かし器から水漏れだとかいった内容で給水配管が凍結しているであろう事が予想できるケースばっかりだ。
以前,「うちは○○(厨房機器のメーカー名だ)にぜんぶまかせているから」なんて事をほざき,俺を鼻であしらって門前払いを食らわせた使用者がその中には少なからず混じっている。
俺はどうせ野良犬自営業者なのだから胡散臭くも見えるだろうし,修繕の発注をするもしないもその使用者次第であって,どこの馬の骨とも知らん奴扱いをされたからといって格段恨みつらみを言うつもりはない。
しかしだ。俺に電話を寄越してくるそういう連中だっていい大人なのだからてめえの吐いた言葉には責任を取ってもらいたいものだぜ。
冷え込みが厳しく,給水管関係の修繕業務は厨房屋に限らずてんてこ舞いである。出来事は多発するが修理屋の頭数が急に増えるわけは勿論ない。依頼を断られたり,待ちぼうけを喰わされる頻度は上がる。水が0℃で凍るのと同じくらい当たり前の話だ。
ましてや今日は日曜日で厨房機材のメーカーは業務を行っておらず,連絡のつかない状況もあるのだろう。だから俺のような野良犬のところに電話をかけてくるのだろう。
俺は元々人格者でもなんでもないので,そういう場面に直面した時だけ何喰わぬ顔をして修繕の依頼をしてくるムシのいい野郎には必ず逆ねじを喰わせてやりたくなる性分だ。
『あんたは以前,俺に門前払いを喰わせた人物でれっきとしたメーカーである○○に全部任せてあるとか言ったじゃねえか、そっちに頼めば?』と切り返した時の反応はなかなか楽しいものだ。
パターン1:単純明快でわかり易い。俺の対応に簡単に逆上して即座に無言で電話を叩き切る奴。
パターン2:『これをきっかけとして取引関係が出来るかもしれないじゃないか』などと舌先三寸で俺を丸め込もうとする屁生狡い奴
パターン3:自分がいかに困っているかを切々と訴えて独りよがりな自分物語を垂れ流して食い下がってくる奴。
ありがちな生態を三つくらい列記してみた。
こういう連中に共通して言えるのは,自分が以前,俺を虫けらみたいにあしらった事には絶対に触れようとしない点だ。金を払う立場でありさえすれば幾ら筋の曲がった横柄な振る舞い方をしても業者なんていうのは幾らでも愛想笑いをしながら揉み手で言い分を聞いてくれるのだとでも考えているのだろう。
この想像に俺はかなりの確信がある。こいつらが何故そんな風に考えるのかというと,こいつら自身の日頃のビジネスがそういう姿勢のものだからだ。金をくれさえすれば幾らでも自分を卑下して迎合する一方で,というかその反動として取引業者には居丈高に振る舞って憂さを晴らすような,どうせそんな程度の輩共なのだろう。外食産業の従事者なんていうのはそういう手合いが物凄く多い。
日立工機の展示会 [日記、雑感]
例年2月初めには俺の住む町では日立工機の展示会がある。
例年思うが,確定申告の受付開始が1月15日で日立工機の展示会が2月1日というのは何やら暗示めいている。俺の心情としては,所得税に持っていかれるくらいならいっそのこと何か商売道具でも買い込んで(れっきとした設備投資だからな)来年は赤字申告を目指すぞ!といういささかヤケッパチな衝動に駆られる絶妙のタイミングに展示会の日程は設定されている。
もう一つ,ホームセンターみたいな場所では控えめな陳列だが工事材料の販売店に於いては、ということは職人連中の中に於いては日立のブランドイメージは圧倒的に高い。特に板金とか鉄工関係の職人となると日立一色である。
ネット上の情報では電動工具と言えば真っ先に上がってくる名前はマキタで、シェア的にはマキタが国内トップであるのは間違いない。しかし商売人の間ではその位置づけは必ずしも正しくない。
少なくとも俺の仕事仲間界隈でマキタというのは二流とは言わないが1.5流か良くても1.2流くらいの位置づけであってどう転んでも日立と対等のブランドイメージではない。ヒルティのロータリーハンマードリルは別格的例外として,日立以外のメーカーというのは販売店のしがらみ上だとか,購入するときに金がなかったので仕方なしにランクを落としただとか,使用頻度が低くてたまにしか使わない道具だからだとか、非力な安物でも構わないから少しでも小さく軽い道具がそのとき一時的に必要だったからだとかいうエクスキューズとともに購入されるものだと思い込んでいる。
俺の所持する電動工具のうち,メーカー別に数量を列記すると以下の通りだ。
日立 9台,マキタ3台,BOSCH1台
BOSCHの一台とは10年以上前に買い込んだ10mmの振動ドリルで,本体重量が軽い事以外には一つも取り柄がなく,まるっきり使い物にならん。日立製品の割合が高いのは俺が電動工具を買い込む問屋が機械材料や鉄工資材を扱う商社だからで,職人のメーカー志向というのは資材を購入する問屋に影響される傾向があると言えるかもしれない。
話が横道にそれたが何せ俺にとっての電動工具とはイコール日立だ。
展示会の会場は例年同じで,来場者は大抵どこかの販売店の案内状を持参している。俺を含めて客はどいつもこいつもオーバーオールだの防寒ジャンパー姿の,いかにも労務者風のむさい親父ばっかりで雪焼けなんだか焼酎焼けなんだか知らんが顔の赤いのが多い。軍手をはいて現れる奴もたまにいる。仕事の合間に現場を抜け出して見にきたのだろう。
来場者のうち,もっとも品の良さそうなのがせいぜい町の板金屋や鍛冶屋の親方社長程度というのが例年の傾向で何せ,そういう性格の展示会なのだな。
来場する人種が人種だけに,案内元に乗せられてあってもなくてもいいような道具をついつい買ってしまうのも例年通り会場の空気で,かく言う俺もそのうちの一人だ。毎年何か,必ず一つは注文書に書き込んでいる。
今年の買い物はハンディタイプのチップソーだ。
滞納した税金の支払いがしんどくて金はないのだが案内元の担当営業のいつにない愛想笑いについつい付き合ってしまうのが例年の習わしで、こういう習慣から抜け出せないところがいつになっても終わらない道具貧乏の原因なんだろう。
しばらくぶりにAmazon.comのリンクを貼ってみたがこんなもんまで売っているんだなあ
例年思うが,確定申告の受付開始が1月15日で日立工機の展示会が2月1日というのは何やら暗示めいている。俺の心情としては,所得税に持っていかれるくらいならいっそのこと何か商売道具でも買い込んで(れっきとした設備投資だからな)来年は赤字申告を目指すぞ!といういささかヤケッパチな衝動に駆られる絶妙のタイミングに展示会の日程は設定されている。
もう一つ,ホームセンターみたいな場所では控えめな陳列だが工事材料の販売店に於いては、ということは職人連中の中に於いては日立のブランドイメージは圧倒的に高い。特に板金とか鉄工関係の職人となると日立一色である。
ネット上の情報では電動工具と言えば真っ先に上がってくる名前はマキタで、シェア的にはマキタが国内トップであるのは間違いない。しかし商売人の間ではその位置づけは必ずしも正しくない。
少なくとも俺の仕事仲間界隈でマキタというのは二流とは言わないが1.5流か良くても1.2流くらいの位置づけであってどう転んでも日立と対等のブランドイメージではない。ヒルティのロータリーハンマードリルは別格的例外として,日立以外のメーカーというのは販売店のしがらみ上だとか,購入するときに金がなかったので仕方なしにランクを落としただとか,使用頻度が低くてたまにしか使わない道具だからだとか、非力な安物でも構わないから少しでも小さく軽い道具がそのとき一時的に必要だったからだとかいうエクスキューズとともに購入されるものだと思い込んでいる。
俺の所持する電動工具のうち,メーカー別に数量を列記すると以下の通りだ。
日立 9台,マキタ3台,BOSCH1台
BOSCHの一台とは10年以上前に買い込んだ10mmの振動ドリルで,本体重量が軽い事以外には一つも取り柄がなく,まるっきり使い物にならん。日立製品の割合が高いのは俺が電動工具を買い込む問屋が機械材料や鉄工資材を扱う商社だからで,職人のメーカー志向というのは資材を購入する問屋に影響される傾向があると言えるかもしれない。
話が横道にそれたが何せ俺にとっての電動工具とはイコール日立だ。
展示会の会場は例年同じで,来場者は大抵どこかの販売店の案内状を持参している。俺を含めて客はどいつもこいつもオーバーオールだの防寒ジャンパー姿の,いかにも労務者風のむさい親父ばっかりで雪焼けなんだか焼酎焼けなんだか知らんが顔の赤いのが多い。軍手をはいて現れる奴もたまにいる。仕事の合間に現場を抜け出して見にきたのだろう。
来場者のうち,もっとも品の良さそうなのがせいぜい町の板金屋や鍛冶屋の親方社長程度というのが例年の傾向で何せ,そういう性格の展示会なのだな。
来場する人種が人種だけに,案内元に乗せられてあってもなくてもいいような道具をついつい買ってしまうのも例年通り会場の空気で,かく言う俺もそのうちの一人だ。毎年何か,必ず一つは注文書に書き込んでいる。
今年の買い物はハンディタイプのチップソーだ。
滞納した税金の支払いがしんどくて金はないのだが案内元の担当営業のいつにない愛想笑いについつい付き合ってしまうのが例年の習わしで、こういう習慣から抜け出せないところがいつになっても終わらない道具貧乏の原因なんだろう。
しばらくぶりにAmazon.comのリンクを貼ってみたがこんなもんまで売っているんだなあ
手回しLEDライト [便利そうな商売道具]
薄暗いところに頭を突っ込んで作業するのは毎度の事なので修理屋稼業にはハンディライトが欠かせない。
『欠かせない』などと書きはしたが本当に使い物になるな,と思えたのかのMAG-LITEが出回り始めてからで,それ以前の豆球が点灯する懐中電灯はでかい,重い,暗い,電池は持たないではっきりいって使えないものばっかりだった。
俺が使っていたのは小振りなmini-MAGLITE 2AA という型式で,単3電池を2本使うものだ。
随分助かるようにはなったが,マーフィーの法則とでもいうのか作業時には毎度,肝心なタイミングでランプのフィラメントが切れる,電池の電圧が下がって暗くなる。
そして,使っていた方ならきっと心当たりがおありだろう。交換用のランプをパックのシュリンクを剥いて取出すときに勢い余って,或いは手を滑らせてランプを落っことす。豆粒よりも小さいランプだ。おまけに大体,暗いところだからライトが必要で取出していたのだから落っことしたランプを探すために鼻が床に擦るくらいくっつけて、目を皿のようにして凝視しながら芋虫みたいに床を這いずり回って探しまわるが暗くてわからず,結局諦める。
そんなわけで,LEDライトが出てきたときには飛びついた。電池の持ちについて心配事はついて回るがランプが切れる懸念からは解放されるわけだ。
こうしてマグライトは俺の道具鞄からお払い箱となり、LEDライトが取って代わったが最近,おなじLEDライトでも手回し発電機を内蔵したものが手に入ったので一時的にスイッチして使ってみている。
同じものがネット上の画像で見つかったので貼付けておく。

結構使えるのだな,これが。結構明るいし,内蔵電池の持ちも思ったよりはいい。そうそうバカにしたものでもない。何より有り難かったのはこれがタダで手に入ったって事だ。年が明けてから散髪にいった行きつけの床屋で景品としてもらったのだ。
『欠かせない』などと書きはしたが本当に使い物になるな,と思えたのかのMAG-LITEが出回り始めてからで,それ以前の豆球が点灯する懐中電灯はでかい,重い,暗い,電池は持たないではっきりいって使えないものばっかりだった。
俺が使っていたのは小振りなmini-MAGLITE 2AA という型式で,単3電池を2本使うものだ。
随分助かるようにはなったが,マーフィーの法則とでもいうのか作業時には毎度,肝心なタイミングでランプのフィラメントが切れる,電池の電圧が下がって暗くなる。
そして,使っていた方ならきっと心当たりがおありだろう。交換用のランプをパックのシュリンクを剥いて取出すときに勢い余って,或いは手を滑らせてランプを落っことす。豆粒よりも小さいランプだ。おまけに大体,暗いところだからライトが必要で取出していたのだから落っことしたランプを探すために鼻が床に擦るくらいくっつけて、目を皿のようにして凝視しながら芋虫みたいに床を這いずり回って探しまわるが暗くてわからず,結局諦める。
そんなわけで,LEDライトが出てきたときには飛びついた。電池の持ちについて心配事はついて回るがランプが切れる懸念からは解放されるわけだ。
こうしてマグライトは俺の道具鞄からお払い箱となり、LEDライトが取って代わったが最近,おなじLEDライトでも手回し発電機を内蔵したものが手に入ったので一時的にスイッチして使ってみている。
同じものがネット上の画像で見つかったので貼付けておく。

結構使えるのだな,これが。結構明るいし,内蔵電池の持ちも思ったよりはいい。そうそうバカにしたものでもない。何より有り難かったのはこれがタダで手に入ったって事だ。年が明けてから散髪にいった行きつけの床屋で景品としてもらったのだ。
修理屋の種類を俺なりに分類してみる。 [困った業者]
お客さんなり同業者なりとこれまであれこれ雑談してきた中で薄々考え続けてきた事を整理してみたくなった。そういう時間が出来る程度には現在,俺のお仕事は暇なんだってことなのだからこれはあまり喜ばしい事ではないのだけれど。
修理屋には階層があるように常々考えてきた。勿論そんな事は定義づけられているわけではなく、俺が勝手に頭の中で妄想していただけの話だ。
(1)Worker:作業員
最下層の人種である。自分の頭でものを考える事は出来ない。虎の巻に書いてある事とか,上役や先輩からこうしろと言われたことを丸暗記して繰り返すだけの人材で、書いてあった通り,言われた通りに行うが応用は利かない。俺の携帯電話に『冷蔵庫が冷えないんですけどどんな原因が考えられるでしょうか?』などというたわけた質問をしてくる低能共はこの階層だ。
(2)Craftman:職人
中間層である。一応,自分の頭で物事を考える事が出来るのはここから。どういう場面に於いてどういう対応をしなければならないかは心得ており,その根拠は彼の経験則に基づいている。
職能レベルは彼の記憶力に比例する。言い換えると経験の引き出しがどれくらい多いか,また,引き出しの活用の仕方の上手下手に依っている。
応用力はそれなりに備えるが未経験の出来事に直面した場合の洞察力や推論能力には問題がある場合が多い。
(3)Engneer:技術者,技師
理屈や理論に則って物事を見る。或いは推し量る階層。物理や化学,数学の基礎的な素養があり,現象をある程度は数値の計算によって割り出す能力を持つ。障害に対する解決能力は高いが所見を定めるまでに時間がかかる場合がある。業務用厨房の業界内では現場に従事する現役の人材中には殆ど存在しない。
(これまで何度か書いてきたように,そんなレベルの人材を業界は必要としていないのでこういう水準の人材はあらかた,あるとき厨房の業界に見切りをつけて他業種へと転出してしまう)
高い階層にいるからといって使用者にとって優れて都合のいい修理屋とは限らない。障害の発生する現場はどこまでいっても人対人の状況があるので生まれる関係や評価は毎度バラバラであってここには特に法則めいたものがあるわけではない。
以上,ひまに任せたしょうもない一考察。
修理屋には階層があるように常々考えてきた。勿論そんな事は定義づけられているわけではなく、俺が勝手に頭の中で妄想していただけの話だ。
(1)Worker:作業員
最下層の人種である。自分の頭でものを考える事は出来ない。虎の巻に書いてある事とか,上役や先輩からこうしろと言われたことを丸暗記して繰り返すだけの人材で、書いてあった通り,言われた通りに行うが応用は利かない。俺の携帯電話に『冷蔵庫が冷えないんですけどどんな原因が考えられるでしょうか?』などというたわけた質問をしてくる低能共はこの階層だ。
(2)Craftman:職人
中間層である。一応,自分の頭で物事を考える事が出来るのはここから。どういう場面に於いてどういう対応をしなければならないかは心得ており,その根拠は彼の経験則に基づいている。
職能レベルは彼の記憶力に比例する。言い換えると経験の引き出しがどれくらい多いか,また,引き出しの活用の仕方の上手下手に依っている。
応用力はそれなりに備えるが未経験の出来事に直面した場合の洞察力や推論能力には問題がある場合が多い。
(3)Engneer:技術者,技師
理屈や理論に則って物事を見る。或いは推し量る階層。物理や化学,数学の基礎的な素養があり,現象をある程度は数値の計算によって割り出す能力を持つ。障害に対する解決能力は高いが所見を定めるまでに時間がかかる場合がある。業務用厨房の業界内では現場に従事する現役の人材中には殆ど存在しない。
(これまで何度か書いてきたように,そんなレベルの人材を業界は必要としていないのでこういう水準の人材はあらかた,あるとき厨房の業界に見切りをつけて他業種へと転出してしまう)
高い階層にいるからといって使用者にとって優れて都合のいい修理屋とは限らない。障害の発生する現場はどこまでいっても人対人の状況があるので生まれる関係や評価は毎度バラバラであってここには特に法則めいたものがあるわけではない。
以上,ひまに任せたしょうもない一考察。
厨房屋の業界とTPPについて低次元な妄想 [日記、雑感]
土曜日の午前中,年明けのドタバタが一段落したので元の勤務先に顔を出すと後任の所長殿は休日出勤で帳票類やら報告書の作成をしているところだった。
俺も会社員だった頃には同じような生活を送っていたので何だか少し気の毒な気が、だからといって自営業がいいのかと言えばそんな事は全然ない。自営は自営で別種のしんどさがある事はこの7年で嫌というほど思い知らされたし今もしんどさのまっただ中だ。
所用が済んで所長殿も一区切り付き,少しの間世間話に耽った。
話題は松下に吸収された三洋電機のサービス体制がまだ落ち着いておらず,三洋がらみの機材調達やら修繕やらの状況が幾らか混沌としているのでやきもきする場面があるというのがその中心だった。
電機業界は自動車と並んで日本国経済の優等生であり,屋台骨だった。
ここで”だった”と過去形で書かなければならないところに技術職の端くれとしては何ともいえない悲哀を感じるぞ,俺は。
屋台骨の自動車や電機産業は海外に生産拠点を置き,関税障壁など関係なしに現地で人を雇い,海外で製品を販売し,本国の業績なんぞ関係なしに一定の収益を上げる事だろう。
しかしそれは,これら業種の製品がワールドワイドで通用するだけの品質を備えているからこそ可能なのであって俺の棲息する業界の製品ともいえないような屑製品ではとてもじゃないが無理だ。
以前にも書いた事があるが,日本製の業務用厨房機材なんていうのはワールドワイドで言えば三流品ばっかりで欧米の市場ではまるっきり相手にされていない。唯一例外と言えそうなのは世界シェアが大体30%と推測されるホシザキの製氷機くらいだが米国市場で言えば既に30年近く前からアトランタに工場を造って現地生産しているので総販売数のうち国内と海外との生産比率がどうなっているのかは俺のような田舎住まいの小物には不明だが、何せ海外市場が売り上げの屋台骨であるような厨房屋なんていうのは国内にはないと言っていいのではないか。
輸出市場があろうがなかろうが会社として収益が上がり,社員を真っ当な就労環境や給料で雇用できていればそれでいいのだが現実には人材の定着率はどこもひどいものだしバブルが弾けてからはや20年になるが国内市場のパイはすっかり頭打ちでもはや急成長などどこの会社も望めない。
これまで俺がしつこく繰り返してきたように,この業界は日本国民のある属性を如実に体現しているところがある。その一つは物事に絶対性とか基準とか規範を自ら定めようとせず、周りの空気に流される事で何となく自分のやっている事には正当性があるのだと独りよがりに思い込む傾向だ。
同業者とこういう話をしていると,良くいるのが『いや,うちの会社はこないだこれこれのオーブンをどこそこの国に何台輸出した』だとか『今は中国でホテルを施工中だ』とかいった話題を返してくる奴だが,こんなものはその会社にとっては例外的な案件に決まってるのだ。
自分に都合の良さそうな些末な例外を持ち出して,それがさも全体的な傾向であるかのように語りたがるのは厨房屋に限らず世の中色々な場面で見かける。
まとまりのつかない展開だが,俺個人としては業務用の厨房機器製造業なんていうのはTPPに組み込まれて一度,完膚なきまでに叩きのめされないと次元の低い独りよがり体質を自覚できなさそうに思えている。
俺も会社員だった頃には同じような生活を送っていたので何だか少し気の毒な気が、だからといって自営業がいいのかと言えばそんな事は全然ない。自営は自営で別種のしんどさがある事はこの7年で嫌というほど思い知らされたし今もしんどさのまっただ中だ。
所用が済んで所長殿も一区切り付き,少しの間世間話に耽った。
話題は松下に吸収された三洋電機のサービス体制がまだ落ち着いておらず,三洋がらみの機材調達やら修繕やらの状況が幾らか混沌としているのでやきもきする場面があるというのがその中心だった。
電機業界は自動車と並んで日本国経済の優等生であり,屋台骨だった。
ここで”だった”と過去形で書かなければならないところに技術職の端くれとしては何ともいえない悲哀を感じるぞ,俺は。
屋台骨の自動車や電機産業は海外に生産拠点を置き,関税障壁など関係なしに現地で人を雇い,海外で製品を販売し,本国の業績なんぞ関係なしに一定の収益を上げる事だろう。
しかしそれは,これら業種の製品がワールドワイドで通用するだけの品質を備えているからこそ可能なのであって俺の棲息する業界の製品ともいえないような屑製品ではとてもじゃないが無理だ。
以前にも書いた事があるが,日本製の業務用厨房機材なんていうのはワールドワイドで言えば三流品ばっかりで欧米の市場ではまるっきり相手にされていない。唯一例外と言えそうなのは世界シェアが大体30%と推測されるホシザキの製氷機くらいだが米国市場で言えば既に30年近く前からアトランタに工場を造って現地生産しているので総販売数のうち国内と海外との生産比率がどうなっているのかは俺のような田舎住まいの小物には不明だが、何せ海外市場が売り上げの屋台骨であるような厨房屋なんていうのは国内にはないと言っていいのではないか。
輸出市場があろうがなかろうが会社として収益が上がり,社員を真っ当な就労環境や給料で雇用できていればそれでいいのだが現実には人材の定着率はどこもひどいものだしバブルが弾けてからはや20年になるが国内市場のパイはすっかり頭打ちでもはや急成長などどこの会社も望めない。
これまで俺がしつこく繰り返してきたように,この業界は日本国民のある属性を如実に体現しているところがある。その一つは物事に絶対性とか基準とか規範を自ら定めようとせず、周りの空気に流される事で何となく自分のやっている事には正当性があるのだと独りよがりに思い込む傾向だ。
同業者とこういう話をしていると,良くいるのが『いや,うちの会社はこないだこれこれのオーブンをどこそこの国に何台輸出した』だとか『今は中国でホテルを施工中だ』とかいった話題を返してくる奴だが,こんなものはその会社にとっては例外的な案件に決まってるのだ。
自分に都合の良さそうな些末な例外を持ち出して,それがさも全体的な傾向であるかのように語りたがるのは厨房屋に限らず世の中色々な場面で見かける。
まとまりのつかない展開だが,俺個人としては業務用の厨房機器製造業なんていうのはTPPに組み込まれて一度,完膚なきまでに叩きのめされないと次元の低い独りよがり体質を自覚できなさそうに思えている。
タグ:TPP
どさ回りに備えて自習の日となる [日記、雑感]
先月から今月にかけて,俺のお仕事は結構多忙である。いい事だ。
但しこの状況を単純に喜んではいられない。以前書いたように俺は固定資産税を滞納していてこやつの納付を済ませなければならないのと,金払いの悪いバカタレに引っかかってたちの悪い売り掛けを一件抱えているからだ。
何かこう,俺はマイナス要因を抱え込んで初めて闘志が湧いてくる性分の人間らしい。俺の周辺の複数人がそんな指摘をする。複数人にそう見えるのだからその指摘はきっと正しいのだろう。
要するに俺は,いつもマイナスとゼロの間を行ったり来たりしているのであってプラスの状態を更に伸ばしていく能力がない。情けない自己分析だがこれもきっと正しい。
新たに一件,(株)エフ・エム・アイ 様よりオファーが一件。Unox(ウノックス)のスチームコンベクションオーブンの修理依頼のため、明日は午後からおよそ120km離れた町までどさ回りである。
Unoxはイタリアの会社でここ数年,ワールドワイドに破竹の勢いで販売台数を伸ばしている。
http://www.unox.com/
スチームの発生は給水のインジェクションによってなされる簡素な形式だが,簡単ながら自動調理機能までも備える。実売価格が安い事もあってこれまでコンボスターやラショナルの物真似製品で劣化コピー競争に明け暮れてきた国内メーカーにとっては脅威であり驚異でもある。見よ。
実に何とも,スタイリッシュとはこういう佇まいのことを言うのだ。オープンキッチンに置いてあってもホールから見て一種,演出効果さえ生み出しそうなスタイリングではないか。これに比べたら国内製品なんていうのはどれもこれも垢抜けのしないクソ商品ばっかりだ。
イタリア製の食品機械は概ねかっこいい外見をしているがどこから見てもビスやボルトが見当たらす,修理の際には最初のうち,どこから手をつけていいのか考えあぐねているうちにどんどん時間をロスしていくのがこれまでの俺のパターンだ。いつもいじっているのであればさっさと作業が進んでいくのだろうが何せ田舎住まいなのでこういった機材の出回り量が少なく,ということは修理の機会も少ないのでなかなか構造が頭に入らない。
今回依頼元は俺のボンクラぶりを慮り,詳細な技術資料を送ってくださった。スチームコンベクションは各社仕様や構造がバラバラなのでこういうアシストは大変有り難い。
あと,問題なのは俺の理解度となる。それで本日,俺はサービスマニュアルを読んで明日に備える事で日曜日が丸々埋まった。金もない事だしちょうどいい休日の過ごし方なのかもしれない。
但しこの状況を単純に喜んではいられない。以前書いたように俺は固定資産税を滞納していてこやつの納付を済ませなければならないのと,金払いの悪いバカタレに引っかかってたちの悪い売り掛けを一件抱えているからだ。
何かこう,俺はマイナス要因を抱え込んで初めて闘志が湧いてくる性分の人間らしい。俺の周辺の複数人がそんな指摘をする。複数人にそう見えるのだからその指摘はきっと正しいのだろう。
要するに俺は,いつもマイナスとゼロの間を行ったり来たりしているのであってプラスの状態を更に伸ばしていく能力がない。情けない自己分析だがこれもきっと正しい。
新たに一件,(株)エフ・エム・アイ 様よりオファーが一件。Unox(ウノックス)のスチームコンベクションオーブンの修理依頼のため、明日は午後からおよそ120km離れた町までどさ回りである。
Unoxはイタリアの会社でここ数年,ワールドワイドに破竹の勢いで販売台数を伸ばしている。
http://www.unox.com/
スチームの発生は給水のインジェクションによってなされる簡素な形式だが,簡単ながら自動調理機能までも備える。実売価格が安い事もあってこれまでコンボスターやラショナルの物真似製品で劣化コピー競争に明け暮れてきた国内メーカーにとっては脅威であり驚異でもある。見よ。
実に何とも,スタイリッシュとはこういう佇まいのことを言うのだ。オープンキッチンに置いてあってもホールから見て一種,演出効果さえ生み出しそうなスタイリングではないか。これに比べたら国内製品なんていうのはどれもこれも垢抜けのしないクソ商品ばっかりだ。
イタリア製の食品機械は概ねかっこいい外見をしているがどこから見てもビスやボルトが見当たらす,修理の際には最初のうち,どこから手をつけていいのか考えあぐねているうちにどんどん時間をロスしていくのがこれまでの俺のパターンだ。いつもいじっているのであればさっさと作業が進んでいくのだろうが何せ田舎住まいなのでこういった機材の出回り量が少なく,ということは修理の機会も少ないのでなかなか構造が頭に入らない。
今回依頼元は俺のボンクラぶりを慮り,詳細な技術資料を送ってくださった。スチームコンベクションは各社仕様や構造がバラバラなのでこういうアシストは大変有り難い。
あと,問題なのは俺の理解度となる。それで本日,俺はサービスマニュアルを読んで明日に備える事で日曜日が丸々埋まった。金もない事だしちょうどいい休日の過ごし方なのかもしれない。
インチキ修理記録もう一丁 [日記、雑感]
今や当たり前の話だが携帯電話にはカメラの機能がついている。俺がそれを積極的に活用するようになったのは恥ずかしながらやっと昨年の夏頃からだ。
俺の人生は残り少ない。元々出来の悪いこの頭は昨今,ますます物覚えが悪くなってきているので現場で写真を撮っておく事で作業が助かるケースが結構ある事に気づいた。
同時にこうしてブログを書く際に,画像がくっついていれば諸兄にも状況がわかって頂き易いかな,と、柄にもないサービス精神も出てくる。
切羽詰まった場面の連続する例年の年末,これは12月24日の作業だ。
毎度ご厄介になり続けている某総合病院の栄養科から修理依頼があり,フードスライサーのコンベアーベルトがスリップして動かずにパニックが発生しているとの事。
この時の修理対象はエムラの製品ECAである。
テンションボルトの調整で解決できないかと電話で指示したがうまくいかないらしく出動と相成った次第だが,現場に乗り込んでベルトを取り外してみてたまげた。
積層構造の食品ベルトは貼り合わせ面が剥離している。要するに,運転時にベルトテンションをかけても剥離した内側だけがズルズル回転していて外側はまるっきり動かないので搬送もされない理屈だ。野菜くらい手で切ればいいじゃないかと諸兄は思われるかもしれないがここは病床数が700を超えるでかい病院なのだ。幾らなんでも股間用の食品ベルトが届くまでの約一週間、700人分を毎度手切りではかなわないだろうから応急で何とか使える状態にしなければならない。
以下,インチキ修理の手順
(1)ベルトは清掃後で濡れている状態なので近間にあった調理器具の消毒保管庫に放り込んで乾燥させ,水分を飛ばす。温度設定80℃,時間は20分程度で十分乾燥された。
(2)ベルトの剥離面にシリコンを塗りたくる。塗付量が少なければ貼り合わせ面が弱いし多すぎればはみ出して汚らしい。要するにヤマ勘と目検討でてきとうにやった。
(3)コンベアーフレームに取付けてこれまたヤマ勘でてきとうにテンションをかけて一晩放置する。気を利かせて抗菌剤入りのシリコンを使おうかとも考えたが硬化時間が恐ろしく長く,翌日の朝食までには固まりきらない事態が予想できたので敢えてごく普通の安物(硬化時間約2時間)としている。
剥離の仮処置を終えてフレームに取付けたところ。

これを書いている現在,一週間ほどが経過したが今のところ運転に支障はなく、俺のインチキ修理もひとまず功を奏したと言えそうではある。
しかしまあ,このフードスライサーは今から12年前に俺が納めたものだがこれだけの期間ベルト交換なしで使い続けるのは勘弁して頂きたいっ!過去数年にわたって毎年次年度の予算要求にあげ続けてきた事案だがベルトがちぎれてでもしまわない限りどこまでも使い倒すと言わんばかりのケチケチぶりには参る。いざこんな風にして剥離が起こってしまえばパニックが必至である事は伝わっているはずだと思っていたのだが。
そして俺だ,俺にはどうしてこんな風に一筋縄でいかないような珍妙な場面が多いのか。いつも書くが対症療法の丸暗記を繰り返しているだけで食い扶持が稼げるような境遇にあやかりたいのだがこれはいつになっても叶えられそうにない。
俺の人生は残り少ない。元々出来の悪いこの頭は昨今,ますます物覚えが悪くなってきているので現場で写真を撮っておく事で作業が助かるケースが結構ある事に気づいた。
同時にこうしてブログを書く際に,画像がくっついていれば諸兄にも状況がわかって頂き易いかな,と、柄にもないサービス精神も出てくる。
切羽詰まった場面の連続する例年の年末,これは12月24日の作業だ。
毎度ご厄介になり続けている某総合病院の栄養科から修理依頼があり,フードスライサーのコンベアーベルトがスリップして動かずにパニックが発生しているとの事。
この時の修理対象はエムラの製品ECAである。
テンションボルトの調整で解決できないかと電話で指示したがうまくいかないらしく出動と相成った次第だが,現場に乗り込んでベルトを取り外してみてたまげた。
積層構造の食品ベルトは貼り合わせ面が剥離している。要するに,運転時にベルトテンションをかけても剥離した内側だけがズルズル回転していて外側はまるっきり動かないので搬送もされない理屈だ。野菜くらい手で切ればいいじゃないかと諸兄は思われるかもしれないがここは病床数が700を超えるでかい病院なのだ。幾らなんでも股間用の食品ベルトが届くまでの約一週間、700人分を毎度手切りではかなわないだろうから応急で何とか使える状態にしなければならない。
以下,インチキ修理の手順
(1)ベルトは清掃後で濡れている状態なので近間にあった調理器具の消毒保管庫に放り込んで乾燥させ,水分を飛ばす。温度設定80℃,時間は20分程度で十分乾燥された。
(2)ベルトの剥離面にシリコンを塗りたくる。塗付量が少なければ貼り合わせ面が弱いし多すぎればはみ出して汚らしい。要するにヤマ勘と目検討でてきとうにやった。
(3)コンベアーフレームに取付けてこれまたヤマ勘でてきとうにテンションをかけて一晩放置する。気を利かせて抗菌剤入りのシリコンを使おうかとも考えたが硬化時間が恐ろしく長く,翌日の朝食までには固まりきらない事態が予想できたので敢えてごく普通の安物(硬化時間約2時間)としている。
剥離の仮処置を終えてフレームに取付けたところ。
これを書いている現在,一週間ほどが経過したが今のところ運転に支障はなく、俺のインチキ修理もひとまず功を奏したと言えそうではある。
しかしまあ,このフードスライサーは今から12年前に俺が納めたものだがこれだけの期間ベルト交換なしで使い続けるのは勘弁して頂きたいっ!過去数年にわたって毎年次年度の予算要求にあげ続けてきた事案だがベルトがちぎれてでもしまわない限りどこまでも使い倒すと言わんばかりのケチケチぶりには参る。いざこんな風にして剥離が起こってしまえばパニックが必至である事は伝わっているはずだと思っていたのだが。
そして俺だ,俺にはどうしてこんな風に一筋縄でいかないような珍妙な場面が多いのか。いつも書くが対症療法の丸暗記を繰り返しているだけで食い扶持が稼げるような境遇にあやかりたいのだがこれはいつになっても叶えられそうにない。
年末のインチキ修理と細山熱器 [困った業者]
今年の正月は何が何でもひまを作ってゴロゴロする事を決め込んでいるのでこうしてのんべんだらりとブログを書く事にしようと思っている。
某産婦人科病院の職員食堂には貯湯式のガス湯沸かし器がある。製造元は細山熱器という。
URL: http://www.hosoyama.co.jp/
製造年度は1988年製だから実に23年の稼働期間だ。幾ら何でも23年も使えば故障の一つや二つは出るわなw
修理の依頼は月初め頃だったが細山の対応が悪く完了は12月28日となった。以下,その経緯。
不良箇所は給水用のボールタップであり,弁体のシリンダーに傷がついたせいで挙動に引っかかりが生じて閉じきらなくなり,給水が止まらないというもの。
弁体を分解して磨いてみたり,シリコンシートを持ち出してポンチで打ち抜き元々のものよりも柔らかい材質のパッキンを製作してみたりするとなんとかボールタップは閉動作するようになったが所詮は応急処置であって,俺の記憶ではこのパーツの交換歴はないのでこの際,新しいボールタップを取り寄せる事にした。
月半ば頃に細山熱器から届いたボールタップを見て俺はガックリ来た事はここで書いておく。
手配のときには型式から製造番号まで伝えているのに届いたパーツはまるっきりの別物だ。元々の給水接続配管は呼び径が20Aであるのに対して届いたブツは呼び径15Aでこれでは誤摩化しようがない。
俺は得意先に謝ってぶざまに退散し,細山に怒りの電話をかけたがさっぱり繋がらない。何日も電話をかけ続けてやっと繋り、呼び径が違う事を指摘して代品を送らせる手続きをとったが一言も詫びようとはしない態度には結構頭に来た。
それで,やっと代品が届いたのが12月の27日だ。
ボールタップの交換なんていうのはおよそ修理のうちにも入らないような単純作業である。
おまけに,貯湯式湯沸かし器のボールタップというのはタンクの形状上,汎用品を加工した専用品であって製造元の純正品以外で代用できた例を俺はまだ聞いていない。おまけに末端渡しの標準価格というものが設定されていない。とどのつまり,言い値で販売できる結構いい商売になり得るのだ。
税金の納付に悩む俺は,ここで少しいい思いが出来るなあ,と,ホクホクしながら某産婦人科病院に向かった。
事務方にお詫びを済ませてから職員食堂に移動し,届いたパーツの梱包を開けて俺は頭から煙を上げた。なんと,今度は配管接続の呼び径は同じだが全体の形状が違うではないか。
画像中,上にあるのが元々ついていたボールタップだ。フロートの大きさが異なっているのと,何より頭の痛いのは給水接続用の雄ねじ部分の長さが全然違う。給水配管は可とう管ではなく実管だからこのままでは取付けられないという事だ。
一度ならず二度までも,とはこういうことを言うのだろう。因に,雄ねじ部分が長い理由はこの中にストレーナーがねじ込まれる形で納められているからだが全くもって余計な事をしてくれるもんだ。
頼んだ通りのものを送ってくれよ!と、細山に怒鳴り込もうと思ったが23年も前の製品なのだし、どうせ同じボールタップはもうありませんというにべもない返事が返ってくるのが見え見えだし、ここで再び頓挫して退散するのはどうも俺のメンツに関わる問題だ。
時刻は夕方近くで既に職員食堂は空っぽだったので俺は一旦自分の作業場に引き返した。

余計なストレーナーは抜き取って雄ねじ部分を切り詰める。雄ねじはストレートネジで接続部分にはパッキンが入るので切断面が必ず直角である事とパッキンの当たり面にはきっちり平面を出しておかないと水漏れの原因になるのが切断時の注意事項だ。
こういう番狂わせがあって困るのは,加工作業分を追加請求させて頂けるかどうかというところだが,某産婦人科病院は大変寛大な得意先で今回は俺のお願いを聞き入れてくださったことには大変感謝している。それにしても細山熱器!俺を試そうとしているのか。
某産婦人科病院の職員食堂には貯湯式のガス湯沸かし器がある。製造元は細山熱器という。
URL: http://www.hosoyama.co.jp/
製造年度は1988年製だから実に23年の稼働期間だ。幾ら何でも23年も使えば故障の一つや二つは出るわなw
修理の依頼は月初め頃だったが細山の対応が悪く完了は12月28日となった。以下,その経緯。
不良箇所は給水用のボールタップであり,弁体のシリンダーに傷がついたせいで挙動に引っかかりが生じて閉じきらなくなり,給水が止まらないというもの。
弁体を分解して磨いてみたり,シリコンシートを持ち出してポンチで打ち抜き元々のものよりも柔らかい材質のパッキンを製作してみたりするとなんとかボールタップは閉動作するようになったが所詮は応急処置であって,俺の記憶ではこのパーツの交換歴はないのでこの際,新しいボールタップを取り寄せる事にした。
月半ば頃に細山熱器から届いたボールタップを見て俺はガックリ来た事はここで書いておく。
手配のときには型式から製造番号まで伝えているのに届いたパーツはまるっきりの別物だ。元々の給水接続配管は呼び径が20Aであるのに対して届いたブツは呼び径15Aでこれでは誤摩化しようがない。
俺は得意先に謝ってぶざまに退散し,細山に怒りの電話をかけたがさっぱり繋がらない。何日も電話をかけ続けてやっと繋り、呼び径が違う事を指摘して代品を送らせる手続きをとったが一言も詫びようとはしない態度には結構頭に来た。
それで,やっと代品が届いたのが12月の27日だ。
ボールタップの交換なんていうのはおよそ修理のうちにも入らないような単純作業である。
おまけに,貯湯式湯沸かし器のボールタップというのはタンクの形状上,汎用品を加工した専用品であって製造元の純正品以外で代用できた例を俺はまだ聞いていない。おまけに末端渡しの標準価格というものが設定されていない。とどのつまり,言い値で販売できる結構いい商売になり得るのだ。
税金の納付に悩む俺は,ここで少しいい思いが出来るなあ,と,ホクホクしながら某産婦人科病院に向かった。
事務方にお詫びを済ませてから職員食堂に移動し,届いたパーツの梱包を開けて俺は頭から煙を上げた。なんと,今度は配管接続の呼び径は同じだが全体の形状が違うではないか。
画像中,上にあるのが元々ついていたボールタップだ。フロートの大きさが異なっているのと,何より頭の痛いのは給水接続用の雄ねじ部分の長さが全然違う。給水配管は可とう管ではなく実管だからこのままでは取付けられないという事だ。
一度ならず二度までも,とはこういうことを言うのだろう。因に,雄ねじ部分が長い理由はこの中にストレーナーがねじ込まれる形で納められているからだが全くもって余計な事をしてくれるもんだ。
頼んだ通りのものを送ってくれよ!と、細山に怒鳴り込もうと思ったが23年も前の製品なのだし、どうせ同じボールタップはもうありませんというにべもない返事が返ってくるのが見え見えだし、ここで再び頓挫して退散するのはどうも俺のメンツに関わる問題だ。
時刻は夕方近くで既に職員食堂は空っぽだったので俺は一旦自分の作業場に引き返した。
余計なストレーナーは抜き取って雄ねじ部分を切り詰める。雄ねじはストレートネジで接続部分にはパッキンが入るので切断面が必ず直角である事とパッキンの当たり面にはきっちり平面を出しておかないと水漏れの原因になるのが切断時の注意事項だ。
こういう番狂わせがあって困るのは,加工作業分を追加請求させて頂けるかどうかというところだが,某産婦人科病院は大変寛大な得意先で今回は俺のお願いを聞き入れてくださったことには大変感謝している。それにしても細山熱器!俺を試そうとしているのか。
2011年末のインチキ修理例をひとつ [含蓄まがいの無用な知識]
前回,年末年始のドタバタする状況について腹立ち紛れの雑文を垂れ流したが俺は俺で一応はプロの端くれだと思い込んでいるので職業人としての誠意は持ち合わせているつもりだ。
ただ,これは近年,世の中の人々全てに蔓延する風潮だと思うがあなた任せであったり野放図になったり図々しくなったりの度合いが際限なくエスカレートする事甚だしい。 俺はそういう傾向にいい加減嫌気がさしており,いっその事この世の中など一度ぶっ壊れてしまえばいいとさえ思う事が最近は時たまある事を白状しておく。
以下は2011年12月24日のインチキ修理例。備忘録風に垂れ流す。
場所は繁華街(とは言ったって俺の済む田舎町の事だからたかが知れている)にある某居酒屋。ブツは食器洗浄機で製造元は三洋電機,型式はDW-31何とかというアンダーカウンタータイプで結構良く見かける機種だ。

ドアクローズで自動的にスタートする機能はなく,運転時は都度都度スタートキーを押す。操作系は全てタッチキーなので造りは決して頑強ではなく、タッチキー全てについて言える事だが耐久性は大した事がない。同一機種の他の機体全てについて言える事だが使用状況によっては3,4年でへたりが出てくるケースもある。今回の機体は稼働年数は11年くらいでこの状態が出ていた。
タッチキーは当然ながら全てオンボードなので一カ所へたりが出てくれば操作基盤をそっくり交換となる。この機種の場合は送料を含めると9千円前後くらいのパーツ代金になったと思う。
日が日だけに当日は宴会の予約がびっしり入っていて手洗いが大変なので今日中に何とかならんだろうかとオーナーが泣きついてきた。当日業務の立て込み方以外にも問題点がある得意先だが脇道の話題なのでここではそれは書かない。
操作基盤を取り寄せていたのでは当然間に合わないし時期が時期だ。そうでなくても三洋電機のサービス体制は現在混乱気味で色々と不透明なところがあるので俺は例によって場当たりのアドリブで解決策を捻り出す。

操作基盤からヘタリの出たタッチキーを取り外す。四角い正方形の小片がそれに当たる。テスターで動作を調べ既にon動作しない事を確認する。
一旦,自分の作業場に引き返してジャンクパーツを漁って現場に戻る。ドナーみたいな感じで用意した某社のガス自動炊飯器から抜き出した操作基盤から似たような大きさのタッチキーを抜き取り元の操作基盤に移植する。
(注)画像の順番が逆になっているが,ドナーを用意した後で操作基盤からタッチキーを抜き取る作業手順です。俺的にはこの手の修理の常套手段だ。
オムロンの技術資料によれば,タッチキーの半田あげには注意点があり、
(1)使用する半田ごては20W以下のもの
(2)こてを当てる時間は2秒以内
(3)脱着の回数は2回以内
なのだそうだが半田ごての選定はともかく既に一度基盤上に実装されているパーツだし,俺の腕前では2秒以内なんてとてもじゃないが無理だ。
まあ,製造元というのは何でも安全サイドで規定する傾向があるので多少のサバ読みは許されるだろうという事で移植は終え,動作を確認する。
落とし穴みたいな話として,当然ながらタッチキーなるパーツには無茶苦茶に多様なサイズがある。操作基盤を取付けるステンレスの枠にはタッチキーの大きさに合わせた四角い穴が窓抜きされているわけだが移植したタッチキーは元々実装されているものよりも若干一辺のサイズが大きいのでそのまま取付けると引っかかって動かない。
よって,ここで取付け枠の窓抜き部分はヤスリで擦って少し拡げてやることでうまく納まる。後の事は知らんw
試運転時の動作は快調で納入当初の操作感が戻ったとオーナー様はひとまずご安心の様子だった。それで俺のギャラはというと全部ひっくるめて七千円也で新品のパーツ代以下だ。俺の人が良すぎるせいなのかもしれないが修理屋なんて儲からない商売だぜ。
有り難がられるのなんかほんの一時で,ちょっと修理をしくじって何度か脚を運ばなければならないような場面になると途端に無能呼ばわりで不真面目だのなんだのとボロクソに言われるのだからかなわん。自分はのんべんだらりと普段通りの生活を送っているくせに他人には何かにつけて目一杯の努力を要求したがるクソ客共には殺意を覚えるぜ。
ただ,これは近年,世の中の人々全てに蔓延する風潮だと思うがあなた任せであったり野放図になったり図々しくなったりの度合いが際限なくエスカレートする事甚だしい。 俺はそういう傾向にいい加減嫌気がさしており,いっその事この世の中など一度ぶっ壊れてしまえばいいとさえ思う事が最近は時たまある事を白状しておく。
以下は2011年12月24日のインチキ修理例。備忘録風に垂れ流す。
場所は繁華街(とは言ったって俺の済む田舎町の事だからたかが知れている)にある某居酒屋。ブツは食器洗浄機で製造元は三洋電機,型式はDW-31何とかというアンダーカウンタータイプで結構良く見かける機種だ。

ドアクローズで自動的にスタートする機能はなく,運転時は都度都度スタートキーを押す。操作系は全てタッチキーなので造りは決して頑強ではなく、タッチキー全てについて言える事だが耐久性は大した事がない。同一機種の他の機体全てについて言える事だが使用状況によっては3,4年でへたりが出てくるケースもある。今回の機体は稼働年数は11年くらいでこの状態が出ていた。
タッチキーは当然ながら全てオンボードなので一カ所へたりが出てくれば操作基盤をそっくり交換となる。この機種の場合は送料を含めると9千円前後くらいのパーツ代金になったと思う。
日が日だけに当日は宴会の予約がびっしり入っていて手洗いが大変なので今日中に何とかならんだろうかとオーナーが泣きついてきた。当日業務の立て込み方以外にも問題点がある得意先だが脇道の話題なのでここではそれは書かない。
操作基盤を取り寄せていたのでは当然間に合わないし時期が時期だ。そうでなくても三洋電機のサービス体制は現在混乱気味で色々と不透明なところがあるので俺は例によって場当たりのアドリブで解決策を捻り出す。
操作基盤からヘタリの出たタッチキーを取り外す。四角い正方形の小片がそれに当たる。テスターで動作を調べ既にon動作しない事を確認する。
一旦,自分の作業場に引き返してジャンクパーツを漁って現場に戻る。ドナーみたいな感じで用意した某社のガス自動炊飯器から抜き出した操作基盤から似たような大きさのタッチキーを抜き取り元の操作基盤に移植する。
(注)画像の順番が逆になっているが,ドナーを用意した後で操作基盤からタッチキーを抜き取る作業手順です。俺的にはこの手の修理の常套手段だ。
オムロンの技術資料によれば,タッチキーの半田あげには注意点があり、
(1)使用する半田ごては20W以下のもの
(2)こてを当てる時間は2秒以内
(3)脱着の回数は2回以内
なのだそうだが半田ごての選定はともかく既に一度基盤上に実装されているパーツだし,俺の腕前では2秒以内なんてとてもじゃないが無理だ。
まあ,製造元というのは何でも安全サイドで規定する傾向があるので多少のサバ読みは許されるだろうという事で移植は終え,動作を確認する。
落とし穴みたいな話として,当然ながらタッチキーなるパーツには無茶苦茶に多様なサイズがある。操作基盤を取付けるステンレスの枠にはタッチキーの大きさに合わせた四角い穴が窓抜きされているわけだが移植したタッチキーは元々実装されているものよりも若干一辺のサイズが大きいのでそのまま取付けると引っかかって動かない。
よって,ここで取付け枠の窓抜き部分はヤスリで擦って少し拡げてやることでうまく納まる。後の事は知らんw
試運転時の動作は快調で納入当初の操作感が戻ったとオーナー様はひとまずご安心の様子だった。それで俺のギャラはというと全部ひっくるめて七千円也で新品のパーツ代以下だ。俺の人が良すぎるせいなのかもしれないが修理屋なんて儲からない商売だぜ。
有り難がられるのなんかほんの一時で,ちょっと修理をしくじって何度か脚を運ばなければならないような場面になると途端に無能呼ばわりで不真面目だのなんだのとボロクソに言われるのだからかなわん。自分はのんべんだらりと普段通りの生活を送っているくせに他人には何かにつけて目一杯の努力を要求したがるクソ客共には殺意を覚えるぜ。
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