2011年末のインチキ修理例をひとつ [含蓄まがいの無用な知識]
前回,年末年始のドタバタする状況について腹立ち紛れの雑文を垂れ流したが俺は俺で一応はプロの端くれだと思い込んでいるので職業人としての誠意は持ち合わせているつもりだ。
ただ,これは近年,世の中の人々全てに蔓延する風潮だと思うがあなた任せであったり野放図になったり図々しくなったりの度合いが際限なくエスカレートする事甚だしい。 俺はそういう傾向にいい加減嫌気がさしており,いっその事この世の中など一度ぶっ壊れてしまえばいいとさえ思う事が最近は時たまある事を白状しておく。
以下は2011年12月24日のインチキ修理例。備忘録風に垂れ流す。
場所は繁華街(とは言ったって俺の済む田舎町の事だからたかが知れている)にある某居酒屋。ブツは食器洗浄機で製造元は三洋電機,型式はDW-31何とかというアンダーカウンタータイプで結構良く見かける機種だ。

ドアクローズで自動的にスタートする機能はなく,運転時は都度都度スタートキーを押す。操作系は全てタッチキーなので造りは決して頑強ではなく、タッチキー全てについて言える事だが耐久性は大した事がない。同一機種の他の機体全てについて言える事だが使用状況によっては3,4年でへたりが出てくるケースもある。今回の機体は稼働年数は11年くらいでこの状態が出ていた。
タッチキーは当然ながら全てオンボードなので一カ所へたりが出てくれば操作基盤をそっくり交換となる。この機種の場合は送料を含めると9千円前後くらいのパーツ代金になったと思う。
日が日だけに当日は宴会の予約がびっしり入っていて手洗いが大変なので今日中に何とかならんだろうかとオーナーが泣きついてきた。当日業務の立て込み方以外にも問題点がある得意先だが脇道の話題なのでここではそれは書かない。
操作基盤を取り寄せていたのでは当然間に合わないし時期が時期だ。そうでなくても三洋電機のサービス体制は現在混乱気味で色々と不透明なところがあるので俺は例によって場当たりのアドリブで解決策を捻り出す。

操作基盤からヘタリの出たタッチキーを取り外す。四角い正方形の小片がそれに当たる。テスターで動作を調べ既にon動作しない事を確認する。
一旦,自分の作業場に引き返してジャンクパーツを漁って現場に戻る。ドナーみたいな感じで用意した某社のガス自動炊飯器から抜き出した操作基盤から似たような大きさのタッチキーを抜き取り元の操作基盤に移植する。
(注)画像の順番が逆になっているが,ドナーを用意した後で操作基盤からタッチキーを抜き取る作業手順です。俺的にはこの手の修理の常套手段だ。
オムロンの技術資料によれば,タッチキーの半田あげには注意点があり、
(1)使用する半田ごては20W以下のもの
(2)こてを当てる時間は2秒以内
(3)脱着の回数は2回以内
なのだそうだが半田ごての選定はともかく既に一度基盤上に実装されているパーツだし,俺の腕前では2秒以内なんてとてもじゃないが無理だ。
まあ,製造元というのは何でも安全サイドで規定する傾向があるので多少のサバ読みは許されるだろうという事で移植は終え,動作を確認する。
落とし穴みたいな話として,当然ながらタッチキーなるパーツには無茶苦茶に多様なサイズがある。操作基盤を取付けるステンレスの枠にはタッチキーの大きさに合わせた四角い穴が窓抜きされているわけだが移植したタッチキーは元々実装されているものよりも若干一辺のサイズが大きいのでそのまま取付けると引っかかって動かない。
よって,ここで取付け枠の窓抜き部分はヤスリで擦って少し拡げてやることでうまく納まる。後の事は知らんw
試運転時の動作は快調で納入当初の操作感が戻ったとオーナー様はひとまずご安心の様子だった。それで俺のギャラはというと全部ひっくるめて七千円也で新品のパーツ代以下だ。俺の人が良すぎるせいなのかもしれないが修理屋なんて儲からない商売だぜ。
有り難がられるのなんかほんの一時で,ちょっと修理をしくじって何度か脚を運ばなければならないような場面になると途端に無能呼ばわりで不真面目だのなんだのとボロクソに言われるのだからかなわん。自分はのんべんだらりと普段通りの生活を送っているくせに他人には何かにつけて目一杯の努力を要求したがるクソ客共には殺意を覚えるぜ。
ただ,これは近年,世の中の人々全てに蔓延する風潮だと思うがあなた任せであったり野放図になったり図々しくなったりの度合いが際限なくエスカレートする事甚だしい。 俺はそういう傾向にいい加減嫌気がさしており,いっその事この世の中など一度ぶっ壊れてしまえばいいとさえ思う事が最近は時たまある事を白状しておく。
以下は2011年12月24日のインチキ修理例。備忘録風に垂れ流す。
場所は繁華街(とは言ったって俺の済む田舎町の事だからたかが知れている)にある某居酒屋。ブツは食器洗浄機で製造元は三洋電機,型式はDW-31何とかというアンダーカウンタータイプで結構良く見かける機種だ。

ドアクローズで自動的にスタートする機能はなく,運転時は都度都度スタートキーを押す。操作系は全てタッチキーなので造りは決して頑強ではなく、タッチキー全てについて言える事だが耐久性は大した事がない。同一機種の他の機体全てについて言える事だが使用状況によっては3,4年でへたりが出てくるケースもある。今回の機体は稼働年数は11年くらいでこの状態が出ていた。
タッチキーは当然ながら全てオンボードなので一カ所へたりが出てくれば操作基盤をそっくり交換となる。この機種の場合は送料を含めると9千円前後くらいのパーツ代金になったと思う。
日が日だけに当日は宴会の予約がびっしり入っていて手洗いが大変なので今日中に何とかならんだろうかとオーナーが泣きついてきた。当日業務の立て込み方以外にも問題点がある得意先だが脇道の話題なのでここではそれは書かない。
操作基盤を取り寄せていたのでは当然間に合わないし時期が時期だ。そうでなくても三洋電機のサービス体制は現在混乱気味で色々と不透明なところがあるので俺は例によって場当たりのアドリブで解決策を捻り出す。
操作基盤からヘタリの出たタッチキーを取り外す。四角い正方形の小片がそれに当たる。テスターで動作を調べ既にon動作しない事を確認する。
一旦,自分の作業場に引き返してジャンクパーツを漁って現場に戻る。ドナーみたいな感じで用意した某社のガス自動炊飯器から抜き出した操作基盤から似たような大きさのタッチキーを抜き取り元の操作基盤に移植する。
(注)画像の順番が逆になっているが,ドナーを用意した後で操作基盤からタッチキーを抜き取る作業手順です。俺的にはこの手の修理の常套手段だ。
オムロンの技術資料によれば,タッチキーの半田あげには注意点があり、
(1)使用する半田ごては20W以下のもの
(2)こてを当てる時間は2秒以内
(3)脱着の回数は2回以内
なのだそうだが半田ごての選定はともかく既に一度基盤上に実装されているパーツだし,俺の腕前では2秒以内なんてとてもじゃないが無理だ。
まあ,製造元というのは何でも安全サイドで規定する傾向があるので多少のサバ読みは許されるだろうという事で移植は終え,動作を確認する。
落とし穴みたいな話として,当然ながらタッチキーなるパーツには無茶苦茶に多様なサイズがある。操作基盤を取付けるステンレスの枠にはタッチキーの大きさに合わせた四角い穴が窓抜きされているわけだが移植したタッチキーは元々実装されているものよりも若干一辺のサイズが大きいのでそのまま取付けると引っかかって動かない。
よって,ここで取付け枠の窓抜き部分はヤスリで擦って少し拡げてやることでうまく納まる。後の事は知らんw
試運転時の動作は快調で納入当初の操作感が戻ったとオーナー様はひとまずご安心の様子だった。それで俺のギャラはというと全部ひっくるめて七千円也で新品のパーツ代以下だ。俺の人が良すぎるせいなのかもしれないが修理屋なんて儲からない商売だぜ。
有り難がられるのなんかほんの一時で,ちょっと修理をしくじって何度か脚を運ばなければならないような場面になると途端に無能呼ばわりで不真面目だのなんだのとボロクソに言われるのだからかなわん。自分はのんべんだらりと普段通りの生活を送っているくせに他人には何かにつけて目一杯の努力を要求したがるクソ客共には殺意を覚えるぜ。
2012-01-01 23:47
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