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PL法を振りかざす福島工業という面白い会社 [困った業者]

 昨日,コールドテーブルの修理云々などと書いたが,その直後,急転直下と言うか製造元からパーツの販売は出来ないという連絡が入った。修理作業全体の受注なら可能だと言う。このコールドテーブルの製造元は福島工業という。

http://www.fukusima.co.jp/

 ホームページではリーディングカンパニーとか謳っているが冗談言っちゃいけない。業務用冷蔵庫のリーディングカンパニーはホシザキに決まっている。シェアから言えば4番目か5番目の言ってみればビリッケツみたいな会社だ。

 返信されてきた書面はこういった文面である。
安全上の理由から消耗品以外の部品のみの出荷は中止させて頂いておりますので製品の不具合など発生時には弊社迄サービスコールお願いします。(原文ママ)

 故障品のコールドテーブルは俺が会社員だった頃にある病院に納めたものだ。当時この会社は俺の住む土地には出先機関がなかった。俺の勤務先も冷蔵庫は製造していたのだがこの会社の営業が業績が厳しいので何とか協力してくださいと泣きついてくるので仕方なく使ってやった経緯がある。
 修理については俺には心得があるのでこの会社にとって、俺を介在させる限り製品は売りっぱなしでよく,あとはパーツの提供をするばかりでおかげさまで助かりますとか何とか歯の浮くような台詞を垂れ流していた。
 納入先の病院では事務方が福島工業なんていう会社は聞いた事がない,そんな会社の製品は信用できるのかと訝しげだった(この病院の給食施設の冷機機は6:2:2で三洋電機と大和冷機とその他メーカで占められている)が当時の俺は何とか拝み倒して納めさせてもらった経緯がある。

 その経緯があるだけに対応の変わり方に少々カチンと来たのは事実である。しかも,今後はこのように対応を変えさせていただきますといったアナウンスが事前にあったわけでもない。俺が会社を辞めて貧乏修理業者になったからもうこんな野良犬野郎に用はないという事か。(それもわかるが)

 とにかく,俺は得意先であるこの病院からは修繕の全般を請け負っている責任があるので,流れに齟齬が生じている事を伝えなければならないし修繕を福島工業に依頼するならするで外注する理由を得意先に伝えなければならない。
 それで、まずは対応の変わった真意を問うべく俺はこの会社に電話をしてみた。知らないうちにこの会社は俺の住む土地に営業所を開設していたらしい。
 電話に出たのは現地駐在のサービスマンとおぼしき男だった。パーツを単売してもらえない理由を尋ねると「PL法の関係で部品の出荷は出来ません!」と確信に満ちた口調でこの男は断言してくれちゃったのだった。

 法律だ。これは穏やかではない。こういう対応をする会社は他にもあって,俺はその時色々とこの法律について調べてみた事がある。ネット上ではこんなあたりでその概要が把握できる。
http://www.consumer.go.jp/kankeihourei/seizoubutsu/pl-j.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%BD%E9%80%A0%E7%89%A9%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E6%B3%95
条文はこちら
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H06/H06HO085.html

 1:ポイントとして,「製造物」として引き渡された動産が対象であって,修繕という業務についての言及はない。  2:過去において,パロマの瞬間ガス湯沸かし器が修理業者の謝った応急処置によって死亡事故を引き起こした例はあるがPL法の適用はされておらず、パロマに対する訴訟も起こされてはいなかったように覚えている。この辺の記憶には自信がないが筋からいえば修理業者に責任があると見るのが常識的だろう。

 ともあれPL法だ。福島工業の社員は居丈高にPL法をがなり立ててくれた。
それで俺が,PL法とはどういう法律なのか,PL法とは製造者以外は修繕業務を行ってはいけないという法律なのか,と問うとその社員はとたんに口ごもったのだった。
 法律を持ち出す以上,それがどういう法律なのか位はわかって話をしているはずだろうからその条文の内容を教えてくれと聞くとこのへ生ずるい男は俺の問いかけには答えずに前々関係ない方向に話を逸らし始めるのだった。

 福島工業の言い分はこうだ。(全然俺の問いかけの回答になっていない)
仮に修理の作業中に感電事故が起きた場合に弊社としてはその責任を取れない。

 面白いことを言うw
1:何も冷蔵庫に限らず電気製品の修理を行うときには無電圧の状態で(ということは電源プラグを抜く,開閉機や遮断器は切っておく),というのは機械いじりのイロハであってこれをやらずに感電するのはその作業員の不注意であり自己責任ではないのか。それで製造元に責任の所在が問われた話など聞いた事がない。
2:電源プラグを抜いてなお感電の危険性がある冷蔵庫など大小含めて俺は今迄ただの一台も見た事がない。福島工業の冷蔵庫には電子レンジ並みの大容量コンデンサーでもついているのか?機体に添付されている回路図にも実装されているパーツにもそんなものは見当たらなかったが。

 そう言うと福島工業社員は再び言葉に詰まって程戻し始めた。
俺は更に続けた。
 問題のコールドテーブルは得意先である病院の所有物である。どこに修繕の依頼をしようが持ち主の勝手というのが世間の常識だと俺は考える。自信のない修理業者は断れば良いのだし,引き受けはしたものの修理をしくじればその修理業者の責任であり,そんな腕のない業者に依頼した持ち主の責任でもあると考えるのが自然ではなかろうか。
 それに冷蔵庫などというものは何かの有資格者でなければ修繕を行ってはいけないなどという決まり事があるわけでもない。それこそそんな法律も法令も条令もどこにもない。あるというのなら教えていただきたいくらいだ。
 それで御社(福島工業)が仰るところのPL法というのは製造物の所有者がその修繕業務に関して製造元以外に依頼する事を制限する法律なのかと問いつめると福島工業社員の声がうわずり始めた。答えられなくなったのだった。訳の分からない話を喚き散らし,とにかく会社がそう決めているのだからなどと抜かし始めた。

 おいおいおいおいおいっ!PL法の話はどうなったんだよ!
無責任な会社だ。自分の方からPL法がどうだのと偉そうな事を抜かしておいてその法律の説明も出来ないとは何てザマだw
これでも一部上場の会社かよw

 俺は得意先に事の始終を説明し,応急的な運用の段取りを済ませた上でこの件に関する交渉のすべてを委任された。得意先は製造元である福島工業の独善的な態度にかなり憤慨している事を書き加えておこう。

 福島工業に限らず,PL法を盾に取って同業者に嫌がらせまがいの対応をする会社は他にもあるがここでは書かない。ともあれ,このようにしてゴングは鳴ったのでございます。同業者の皆様からはさぞかし愚かな振る舞いに見えるだろうがとにかく落としどころは探さなければならない。
(この項続く)

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コメント 3

通りみち

エゴだ。
by 通りみち (2018-08-30 08:26) 

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おこちゃま以下だ。わがままぼうや。
by お名前(必須) (2019-04-19 18:44) 

KM

それはそれは、、大変ですね!
部品を置いておかないのでしょうかね。
by KM (2019-05-23 20:18) 

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